ひとことで『屋根材』と言っても実は様々な種類の屋根があります。それは、長年の歴史の中で日本人が開発してきた物語でもあります。
違う角度から『屋根材』を表現すると、①コスト面、②お家の長期耐久性面、③耐候性面(劣化から守るため)、④意匠性面(見た目のオシャレ)、によって様々な屋根があるというのが現状です。
それぞれに特徴がありますので、順にご説明いたしましょう。
1.瓦(和瓦・洋瓦)
断熱性が良く防災瓦とも言われております。台風や強風などに強いのが特徴です。 また、建物の建築の際にも国からも防災瓦が推奨されていることも有名な話であります。
特徴としては、色が剥げない、水を吸わないため、基本的に塗装の必要はありません。 セメント瓦から陶器瓦に変更の際はサイズが異なるため注意が必要です。
2.セメント瓦・モニエル瓦
和風・洋風の家に対して施工がしやすい屋根材です。 10年に1回は、塗装のメンテナンスが必要です。 ゆくゆくのメンテナンスコストを考えるのであれば陶器瓦をおすすめです。
3.スレート瓦(コロニアル・カラーベスト)
日本で一番多い屋根材となります。 新築から7年に1回周期で塗装している場合は長持ちしますが、 新築から15年以上たっている場合はカバー工法というものをおすすめしております。
簡単に言いますと、新しい屋根を上から張る施工法のことです。 こうすることで、耐久性も元通りになり、屋根に少し厚みが出ますので、断熱性も上がります。
4.トタン屋根
トタン屋根とは、住宅や工場、倉庫などに使われている金属屋根の一つです。 軽量で耐震性が高く、地震が来ても建物に大きな負担かからないというメリットがあります。 トタン屋根は、一度サビが発生するとすぐに広がってしまうため、定期的メンテナンス必要です。
しかしながらちゃんとした塗装をすれば10~15年は持ちます。 また、夏はとにかく暑いという傾向もありますので、武宮塗装では遮熱材の塗料をおすすめしております。
※ちなみにトタン屋根は「鉄」と「亜鉛」の合金です。
5.ガルバリウム鋼板屋根
ガルバリウム鋼板屋根とは、トタン屋根にアルミを加えて強くした屋根材です。 そのため、従来のトタン屋根に比べて3~6倍の耐久性があります。 トタン屋根で長年メンテナンスしていない方は、ガルバリウム鋼板に変えることもおすすめしております。
6.ステンレス屋根
ステンレス屋根は基本的に錆びることはありません。 しかし「もらい錆」によって錆びる可能性がありますが、他の金属性素材に比べれば格段に錆びにくい屋根材です。 塩害の多い地域の方々などにおすすめの屋根材とも言えます。
7.アスファルトシングル
アスファルトシングルとは、表面に石粒を吹き付け接着してあるシート状の屋根材です。 アスファルトシングルは柔らかく、瓦屋根のような硬い屋根材のようにひび割れたり、金属屋根材のようにサビついたりしないメリットがあります。 状態によって、塗装工事・屋根葺き替え工事・屋根カバー工法を様々な方法があります。
8.陸屋根
ビルなどに多く見られ、最近では住宅にも普及しつつあります。 雨漏りに注意が必要です。
9.折板屋根
折半屋根とは、一枚の板金を曲げ加工によって作られた屋根材です。 主に錆びに強いガルバリウム鋼板を使用しております。 しかしボルトや留め金具部分は錆が発生しやすいので、定期的なメンテナンスと塗装作業必要となります。
以上が、いろいろな屋根材についてでした。私たち武宮塗装のように、長年塗装工事を行っていると、どうしても、次の塗替え時期になると「屋根はもうそろそろ交換したい…」という意見も出てきやすいので、屋根の交換なども行っております。
塗装工事でメンテナンスできるのか、屋根の葺き替えをしたほうが良いのかも、無料診断をさせていただきますので、以下よりお尋ねください。